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「HK-12」テクニカル・インフォメーション
300Bシングル・ステレオパワーアンプ

300B ロフチン・ホワイトアンプ「HK-17」はこちらです
■本機は「管球王国Vol. 42」発表機です
■このページの技術情報は試作機の実測データが記載されています。素子のバラツキ等で個々の製品の特性は若干異なります。
■サンプル機試作後の検討で,一部設計が変更されているモデルもございます。
■詳細はメールにてご案内いたします。お気軽にお問い合わせ下さい。


■HK12/300B特性データ■   ■HK-12/300Bの回路図・実体図■
モデル概要 ■300Bシングル・ステレオ・パワーアンプ
■整流管整流
■自己バイアス方式
■300Bフィラメント定電圧点火・ハムバランス無調整化
■6DJ8によるSRPPドライバー回路採用
■音量調整ボリューム
■無帰還アンプ
使用真空管 300Bx2本 ECC82/12AU7x2本 6DJ8x2 5U4G/GBx1本
定格出力 7.5W 8Ω負荷 周波数1kHz ひずみ率5%時の出力
最大出力 8W 8Ω負荷 周波数1kHz ひずみ率10%時の出力
周波数特性 10Hz〜30kHz ±0.5dB以内 出力1W 8Ω負荷時
ひずみ率特性 0.5%以下 1kHz/10kHz/100Hz 出力0.5W時
ゲイン 25dB 周波数1kHz
NFB 無帰還
入力端子 アンバランスRCA端子・入力インピーダンス100kΩ
出力端子 8Ω,16Ω
残留雑音 1mVrms以下
搭載トランス・型名 出力トランス:XE-20S・・ISOカタログ品
電源トランス:S-2474・・ISO特注品
チョーク:EC-8-200S・・ISOカタログ品
AC電源・消費電力 AC100V 50/60Hz 140W(無信号時)
寸法・重量 (W)370x(H)60x(D)255mm・・・シャーシの寸法
トランス,ゴム足含む高さ:約210mm
重量:約12kg
付属資料 回路図・実体配線図・部品表
 
■本体と真空管セットの価格は消費税・送料を含みます。
(沖縄県・離島の方への送料は別途お知らせします)

■真空管のブランドは代理店の在庫都合等により変更の可能性もあります。
本体パーツ・キット 真空管を除く全パーツセット ¥140,000
真空管セット 300B・Golden Dragonペアー(2本組)選別品
6DJ8x2 12AU7x2 5U4G/GBx1 
¥45,000
完成品 組立は手配線・調整済
¥215,000
■「HK-12」特注トランスの販売
電源トランス・1個 ISO特注トランス・「S-2474」 ¥20,000
■出力トランスは「XE-20S」
■チョークコイルは「EC-8-200S」 いずれもISOカタログ品です。詳細はこちらから。

「HK-12/300B」の音質(管球王国Vol.42抜粋)
組み立て配線が終わったサンプル機は,測定器で簡単な動作チェックを終えた後,スピーカーを接続します。いつもそうですが最初の音だしのパワーオンでは緊張を感が伴います。しかしやがて緊張感は安堵感に変わり,聞きなれたCDを1枚くらい聴いた後,改めて詳細な特性を測るのが私の習慣です。その間何度か定数の一部を変更しながら試聴を進めますが,今回の300Bアンプは机上で練った定数どおり一発で仕上がったアンプです。何台かの2A3アンプ製作の過程から得た回路と、音のイメージがうまく組み合わされた例かと思います。

300Bシングル無帰還アンプの音は透き通るような綺麗な中高域が持ち味ですが,本機では正にその300Bの音が聴けます。回路設計上では中低域の充実もテーマとして掲げて進めましたが,これも狙い通りに仕上がった感があり,低域・高域どちらかに片寄ることもなく,綺麗にバランスが取れたアンプに仕上がっています。

前回ご紹介しました2A3パラレル・シングル・アンプ「HK-11」と比較してみますと,HK-11は落ちついたフワッとした空気感のような再生音が魅力なのですが,時にこの素直さがややもすると物足りなさもあるかもしれません。

それに対して本機の音は中高域がきちんと再生されます。ジャズのシンバルのリアルさはHK-11に勝るようです。特にブラシを擦る音がリアルに聴こえてきます。録音品質にもよりますが,比較的団子のなりやすいオーケストラを聴いてみますと,弦もきつくならず,それでいて分解能も高いようです。淡白にならず,程よく脂がのった女性ボーカルはなかなか魅力的に聴こえ,これが300Bの魅力と思える音ではないでしょうか。

300Bに限らず出力管は個々に個性を持った音がします。そして回路構成,あるいは使用する部品によってもその音は変わります。数多く目にする300Bアンプですが,本機の回路設計が自作派の皆様に少しでも参考になれば幸いです。

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