HK-16 Info Page    To Home   To Catalogue

300B PP・モノーラル・パワーアンプ・「HK-16」特性データ
下記の特性グラフは試作機のデータを掲載

Page Index  周波数特性  ひずみ率特性  入出力特性  出力インピーダンスとDF
 出力対Ipの変化  レベルダイアグラム  回路図・実体配線図


 
■周波数特性■
■HK-16の周波数特性を示す。
■測定は0dB=0.75W/1kHz、負荷抵抗8Ω。
■本機はインターステージ・トランスドライブ、加えてオーバーオール無帰還アンプにもかかわらず、10Hz〜30kHzまでほぼフラットな特性を示している。
■高域周波数でのピーク、ディップも観測されず素直に減衰する特性は好ましい。パーマロイコアの真価を発揮する音質が得られるであろう。

 
 
■雑音ひずみ率特性■
■HK-16の雑音ひずみ率特性を示す。
■緑線:10kHz 青線:100Hz 赤線:1kHz。
■負荷抵抗=8Ω時のTHD+N(雑音を含むひずみ率特性)
■3点の周波数でややバラツキが生じるのは、インターステージトランスの位相特性に起因する、出力段とのひずみキャンセルである。
■トランスドライブ機でのひずみ成分のほとんどは第2高調波が含まれる。
■通常のリスニング音量でのTHDは、無帰還アンプにもかかわらず十分に低ひずみ率特性を示している。音質上特に問題はない。
■トランスドライブの特徴が生かされた、見通しの良い、そして重心の低い高音質アンプである。
■1kHzの最小ひずみ率は0.05%を示している。
■残留ノイズの実測は0.3mV、十分に低ノイズである。

 
 
■入出力特性■
■HK-16の入出力特性を示す。測定の周波数は1kHz、負荷抵抗8Ω、VR MAX時の特性である。
■本機のゲインは27.3dB、近年のパワーアンプのゲインとして標準的な値に設定されている。
■ひずみ率5%時の定格出力は27.9W、ひずみ率10%時の最大出力は34.7W(いずれも実測値)が得られている。
■ドライバー段のリニアリティーは、トランスドライブのメリットが最大限生かされた高出力ドライバーである。

 
 
■出力インピーダンス・ダンピングファクタ■
■本機の出力インピーダンスとダンピングファクターの測定データである。
■測定は置換法、負荷オープン時2Vに対する負荷8Ωの両端電圧を測定してて求めている。
■本機の出力トランス「F-7020」の一次側インピーダンスは3.5kΩである。
■1kHzの出力インピーダンスは4.4Ω、この結果ダンピングファクターは1.8と計算される。
■300B無帰還アンプでの標準的な値を示している。
  

 

■出力対プレート電流(Ip)の変化■
■出力段300Bの出力に対するプレート電流の変化を示す。負荷抵抗8Ω、周波数は1kHz。
■無信号時の電流(アイドリング電流)は1本あたり80mAに設定。
■出力15W近辺までのプレート電流はほとんど変化しない。15Wを超えたあたりから徐々に増加し、最大出力に達する。
■本機はAB1PPではあるが、実用出力領域での動作点は、限りなくAクラス動作に設定している。
■300Bはゴールデンドラゴンの選別品スーパーM/Pを使用、2本の300Bの特性は良く揃っている。

 
 
 
■レベルダイアグラムグラム■
 
■電圧増幅初段は12AU7パラレル接続、ゲインは23.3dBに設定。重心の低い音質を志向している。
■位相反転/ドライブ段は12AU7パラレル接続、プレート負荷はインターステージトランスNC-16、インピーダンスは7kΩ、1:1でドライブ信号は300Bへ送り込まれる。
■ドライブ段にはP-G帰還約6dBをかけ、この段の出力インピーダンスを低下させ、ドライバートランスを低インピーダンスでドライブする。これによりトランスドライバー特有の挟帯域F特から開放され、トランスドライバーにもかかわらず広帯域F特が得られる。
■ドライバー回路の低インピーダンス化からは素直で広帯域の周波数特性に寄与する。
■ドライバー段のゲインは16.1dBに設定。
■本機は無帰還アンプ、仕上がりゲインは27.3dBである。



 
Page Top
 
 
Copyright(c) 2008-2010 KT Electronics All Right Reserved