To Home To AK4497EQ DACのページ  2016.11.03 Updated
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■DAC変遷・FN1242A・ES9018S・DSD対応ハイレゾDAC■
■SRC AK4137■
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最近キャビ入れ無事終了し、本格的に動き出したハイレゾDAC 3モデルと、約10年前に製作したPCM1704DAC(写真上)。

写真上より
■PCM1704 Dual Mono(2パラ)・SPDIF 24bit 96kHz
■FN1242A Single PCM/DSD SPDIF DAC
■FN1242A Dual Mono(2パラ)・PCM/DSD SPDIF
  PCM 24bit 192kHz DSD 11.2MHz
■ES9018S Dual Mono(8パラ)PCM/DSD SPDIF DAC
  PCM 32bit 384kHz DSD 11.2MHz
この基板は2004年にバラック完成、しかし、以来キャビに入れられることがないまま、10年以上放置されてしまった。

DACチップはPCM61P、これを片チャン8個パラレル、計16個がマウントされている。俵積み・パラレルDACの幕開け機。

PCM61Pは、18bitの分解能、DIRチップもこの当時では48kHz MAXである。入力はSPDIFオンリー。
2004年のPCM61Pから早10年超、パソコン一台あればハイレゾ再生、時代は進化したものである。

PCは音楽専用ノート、Windows 10にアップデートした(快調)。ハイレゾ対応DACが3モデル完成したが、いずれもPCM 192kHz、DSD 11.2MHzに対応する。

分解能もうなぎ上り、ES9018Sは32bitの分解能を持つ。現行音質・SPEC共”最強DAC”か・・・・?。
ちなみに、FN1242Aは現在入手困難チップ。”幻のDAC”と命名しておこう・・・・?。

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■PCM1704 Dual Monaural DAC

メイン基板は『Fujiwara DAC』を使用
http://www.easyaudiokit.com/
2004年製作
■PCM1704 Dual Mono(2パラ)
SPDIF 24bit 96kHz
・・・この当時はSPDIFオンリー
2004年製作のPCM1704 Dual DAC。当時最高峰と言われた、バーブラウンの24 bit 96kHz分解能マルチビットDAC。入力はCDプレーヤーのデジタル出力(S/PDIF)のみに対応。パソコンにリッピングで取り込んだCD、DLしたPCM音源はUSB-S/PDIFコンバータでS/PDIFに変換後入力する

本機の音は綺麗、繊細、清楚。クラシックの室内楽、弦の音に特徴的な音質。ジャズには欠かせない中低域の図太さはSONY DAS-703ESに一歩譲る。今なお製作される方も多いとか、しかし、ジャズを聴く機会が多い当家の環境では残念ながらメインのDACにはなりきれなかった。

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■FN1242A Single All in One DAC

メイン基板は『Emisuke DAC』を使用
http://www.geocities.jp/aaa84250/
2015年製作
■FN1242A Single PCM/DSD SPDIF DAC
PCM 192kHz, DSD 11.2MHzに対応する
今は無き新潟精密よりリリースされた”幻のDACチップ”FN1242Aシングル仕様DACである。1枚基板に全パーツをマウント、基板の完成度は高い。

FN1242Aのデジタルフィルターは『フルーエンシーフィルター』、要はアナログ的ローパスフィルターでデジタルノイズを遮断するという。結果としてフルーエンシーフィルターデータ補完されよりアナログ的な音が聴けるということらしい。

現在では入手がほぼ絶望絶滅チップである。このDACはFN1242Aを1個使ったベーシックモデル
電源トランスも含めて全パーツがマウントされる基板の完成度は高いが、細部に気になる点もあり、若干カスタマイズしている。

PCM DSDは自動切り替え、切り替え時のノイズも見事に抑え込んでいる。
写真上・入力はS/PDIF x2とUSB。出力はアナログ出力1系統

写真左・入力切替
PCMとDSDは自動切り替え


■FN1242A Dual Monaulral DAC

メイン基板は『Fujiwara DAC』を使用
http://www.easyaudiokit.com/
2015年製作
■FN1242A DUAL PCM/DSD SPDIF DAC。シングルOPアンプによる出力アンプ内蔵型基板
分解能が高いにもかかわらず、FN1242Aからのアナログチックな再生音は、他のDACチップとは一線を画する”メロー”な高音質DACである。ただ、特にDSD再生では少し物足らなさも感じるかも知れない。

本機はこのチップをLR個別に2個使用している。出力アンプは、シングル回路内蔵のオペアンプで構成されている。現在多数ストックされていたJRC NJM5534Dを使用しているが、近々バーブラウンのOPA604系OPアンプに変更予定。FN1242Aの入手が困難な現在、FN1242A DACはこれが最後になるであろう。
写真下はUSB DAC共通で使用されているAmanero Combo384 USB To I2S DSDに対応するDDコンバーターである。基板の設計・製造はイタリア製。

このディバイスを各モデル共通で使用することにより、ディバイスドライバーの共通化が図られる。
 

↓↓サンプリングレートコンバータ『AK4137』基板を搭載・アップグレードしました↓↓

  

■ES9018S Dual Monaulral DAC

メイン基板は『Fujiwara DAC』を使用
http://www.easyaudiokit.com/
2015年製作
■ESS社ES9018S Dual Mono DAC
■PCM/DSD SPDIF
■PCM 384kHz, DSD 11.2MHz
現在我がリスニングルームに君臨する”ES9018S・最強DAC”である。このDACを製作、聴き始めてまもなく、それまでリスニングルームで使用していた全てのDACがラックからはずされ、床に山積み!になってしまった。
現在では多くの市販DACに搭載されているES9018Sではあるが、スピード感、分解能の高さには圧倒される、まさしく”ハイレゾ”再生DACである。
ES9018Sはチップ内で8パラ・モノ仕様、これを左右単独で使用するDual Monoで構成されている。
ES9018Sはマルチビット型の利点を生かしたΔΣ型(ワンビット)32bitの分解能を誇るDACチップである。実はマルチビット型でもワビット型でも32bit分解能度を得るには相当難易度の高い技術と聞く。しかしES9018Sはこれをあっさり(?)クリア、100MHz程度のシステムクロックで分解能32bit、サンプリング周波数500kHzを実現した、まさに他に類を見ない高精度・高分解能DACチップである。・・・・2015年現在ではあるが!!・・・・。

右下の写真が本機のDAC基板である。これ全部”手マウント・手はんだ”、古稀老人にはチョイトきついが、天眼鏡総動員でマウントを無事完成させた。

この基板はユーザーの好みで各種パラメータの設定が可能なマニュアルモードと、DACチップのほぼディフォルトで動作させるシンプルモードが選択できるが、様々、色々トライしてみた結果、音質、安定性共に良好なシンプルモードに落ち着いた。
■ハイレゾ再生におけるPCと再生ソフトについて
PCオーディオにおけるパソコンは、さほど高性能である必要はないと考ています。現に「音楽専用」として使用しているノートPCは、ATOMに少し毛が生えた程度のCPU搭載の格安パソコンです。ただし、リアルタイムでフォーマット変換などには全く対応できません。CPUの負荷率が80%以上にも達してしまいます。この場合はCore i3程度のCPU搭載PCが必要でしょう。OSは7からアップデートしたWindows 10、快調に動作している。
再生ソフトは『JRiver 20』をインストール。音良し、楽々設定、超安定、安心してお勧めできるプレーヤーソフトです。
   
  

  
 

■FN1242A Dual Monaulral DAC
■SRC AK4137 Inside


DAC基板、SRC基板は『Fujiwara DAC』を使用
http://www.easyaudiokit.com/
2016年製作
■FN1242A DUAL PCM/DSD SPDIF DAC

■Sampling Rate Covertor AKM AK4134
■PCM to DSD DSD to PCM Convert
PCオーディオの楽しみの一つとして、音楽データーのフォーマット変換を自在に操れることではないだろうか。ただ必ずしも下位フォーマットから上位フォーマットに変換したからと言って、直ちに音質が向上したとは言い切れない。例えば、PC上のソフトでリアルタイムでファーマット変換しても、CPUの負荷率が上がるだけで、音質向上の実感は持てないのである。

そこで旭化成マイクロからリリースされたサンプリングレート・コンバーター『AK4137EQ』によるハードウェアー変換基板を製作し、上述FN1242A DUAL DACにドッキングさせ、ハードウェアーによる『サンプリングレートコンバーター搭載DAC』を製作してみた。
AK4137EQは「PCM → DSD」 「DSD → PCM」相互に、そして自在にフォーマット変換できる機能を持つ。

■PCM入出力、サンプリング周波数の変換レート範囲は8kHz〜768kHz
■DSD信号のレート変換は、2.8224MHz〜11.288MHz  
の範囲である。

インターフェースIC(DAI)にDIX6371を搭載したSRC基板(写真下)は、4系統のSPDIF、3系統のPCM、2系統のDSD入力、多彩なデジタルオーディオ入力に対応する。
各種パラメータの設定は基板上のタクトSWで設定する。設定されたパラメータはPIC内のEEPROMに保存される。
   プリント基板は2枚重ね、下側基板がFN1242A DAC基板、上がAK4137搭載のサンプリングレート変換基板で構成される。各基板のクリアランスが大きく取れないので、念のためSRC基板ハンダ面には絶縁シートを入れた。

上側SRC基板の配線は全個所ヘッダーピンまたはモレックスのコネクターで引き出され、DAC基板のメンテナンス時のアクセスを容易にした。

元々FN1242Aの音は、デジタルを忘れるアナログ的な音質が持ち味ではあるが、聴きようによっては少し物足りなさも感じる。

SRC基板を通して聴く本機の音は、分解能が上がったにも関わらず過度にデジタルチックな音にならず、物足らなさが適度に補強され、高級感が一層増した感がある。この変化はソフトでのリアルタイム変換では得らるものではないと思う。

 
 
レート変換は広範囲に設定は可能だが、再生フォーマットの度に設定を変えるのははなはだ面倒、よって現在は、出力はDSD・128(5.6MHz)に固定(写真の設定表示とは異なる)、入力はPCM/DSD自動切り替えにしてみた。

入力の自動切り替えはすこぶる快適、PCM音源とDSD音源が混在した再生リストも、フォーマット毎に設定を変える必要がないのである。

PCM入力は、NET RADIO(ストリーミング)にも対応し、BGM用途も含めて『極楽・DAC』での使用も可。
ファンクション切り替えは、SRCの出力切り替え(PCM or DSD)と、SPDIF 2系統、PCM/DSDは自動切り替えとした。

  SRC4137基板には19項目のパラメータを設定することができる。各パラメータは再生音を確認しながらの設定は可能だが、実際には数項目のカスタマイズで、他はdefault任せでで良いと思う。そんな中で、現在の良かれと思う設定は

■SRC OUTPUT → DSD OUT 64fs ■MC(Master Clock):12.29MHz ■動作Mode :128fs
この設定で 『DSD OUTPUT:6.144MHz PCM OUTPUT:96kHz』となる。
MCを11.289MHzに設定すると『DSD:5.64MHz PCM:88.2kHz』の変換になる。

FN1242A DACとの組み合わせでは、このあたりの設定が絶妙!?と思う。(2016.08.26現在)

 

 
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修正

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